離婚は親の都合だから、子供は被害者のようなものだと僕は思っています。
ある日に突然家族が離れ離れになるなんて、子供への精神的なダメージは計り知れない。
絶対に離婚なんてしたくない。
そう思っていましたが、ある日突然にうちの妻から離婚したいと言われました。
それから出来る事はやってきたつもりでしたが、彼女の気持ちを変化させる事が出来ずに今日に至りました。
今日の夕方に、妻が3人の子供たちへ自分の言葉で伝えたいからそれまで家にいないで欲しいと言われ、子供達に何を言うつもりか心配ではありましたが、そこは妻を信じる事にしました。
ただし、その後の子供達への精神的なフォローは出ていく妻では無く、僕がしておく必要があるので話が終わったらすぐに携帯へ連絡してもらう約束にしました。
平日でしたので、午前中に仕事を切り上げて家の近くで待機。
2時から6時まで、ひたすら待ち続けました。
ようやく妻から連絡。
「子供たちに伝えました。」
僕はすぐに家に帰って、子供達の様子を見るとリビングの端で静かに泣く長男と、YouTubeが再生されたままのタブレットの前で座っている、無表情の次男と末っ子の娘の姿がありました。
妻は淡々と、「今は現実逃避でもしてるんじゃない?」と無感情に言いながら、夕ご飯を作っていました。
子供たちに僕が伝えたかったこと
僕は子供達を子供部屋に呼び集めました。
そうすると、3人の子供達は大きな声で泣き出しました。
なぜ母親の前でそんな泣き顔を見せなかったのかが不思議でしたが、ただ父親の顔を見てほっとしてくれたんだとろうなと思っています。
子供達に離婚の事を伝える時が来るのは避けては通れない事です。
離婚すると決まってから子供達にどう伝えるのが一番ベストかを考え続けて来ました。
その中で決めた事は、
1:妻の悪口は言わない
2:ウソはつかない
3:パパは君たちの事が大好きだって言葉にして伝える
4:みんなでがんばろうって一緒に誓う
5:僕は絶対に泣かない
6:最後に皆で笑顔になる
これだけはやろうと思いました。
沢山話をしました。
4人で正座して、膝を突き合わせて顔を見ながら話をしました。
ママは何で出ていくの?って質問には、
君たちの事は嫌いではないけど、パパと一緒にいる事が出来なくなったと伝えました。
もう二度と会えないの?って質問には、
離れても君たちはママから生まれた事に変わりはないから、ママもきっと会ってくれるよと伝えました。
これからどうなるの?って質問には、
パパがごはんも、掃除も、洗濯も全部頑張るからな!!って伝えたら、子供達から「僕らもパパと一緒に、ごはんとか作りたい!!一緒に頑張ろう!!」なんて言われたから、泣かないって決めてたのに泣きそうになりました。
そんな話を繰り返しているうちに、最初は泣きじゃくってへこんでいた子供達も、だんだん僕の顔を見ながら力強い言葉で話をしてくれるようになってきました。
そして、最後にみんなで笑顔で頑張ろう!!と約束が出来ました。
これから始まる3人の子持ちシングルファーザーという生活は、想像出来ないくらい大変だと思っています。
だからこそ、いまのこの時にこうやって笑顔で約束出来たのは、きっと一生の思い出になるだろうと思っています。
2018年4月4日
妻は子供を置いて、一人で家を出ていきます。