好きな事をして生きていくのは簡単なのだ!!と、結果を出せた人達は簡単に言います。だって、その「一握りの成功者たち」には、本当に簡単だったから嘘じゃないんですよ。
悔しくて「このやろう」とか思いながら頑張った事も、もちろんあるのでしょうが、成功者たちは、おおむね「簡単だった」からそう言っているだと思う。
本当はそんな事なかったけど、そういう事にしておきたいという人もいるのでしょうが、出来ない人間がその内容を聞いてみたら、「あなた達のそれは、出来ない私たちから見るとハードルが高すぎですよ」という場合がほとんどかなぁと、私は思うのだ。
結局出来る人間は出来るのだ。
これが現実なのだ。
じゃあ僕らは諦めるしかないのか?
今までのつまらない人生をおくるしかないのか・・。
それは違います。
絶対に違います。
今回はそんなお話しです。
あなたの出来ないって何ですか?
私は、出来ないという言葉が好きではありません。
だって、そこで終わりですから。
でも、そんな「出来ない」という、好きな人はそうそういない言葉を多用する人がいるのが現実で、特にその言葉を自分だけに限らず、誰かに対して使う人は、自分のプライドを守る為に使っているのでは私は思っています。
自分のプライドについてのお話しは、また今度にします。
話しを戻しますが、私が出来ないという言葉のどこが具体的に好きではないかと言うと、「出来ない」の、「ない」という言葉が「なにもない」という意味に聞こえてくるところです。
なんか自分の存在を否定されているような気がするんですよね。
私は、小さい頃から「あなたには無理」「あなたには出来ない」という言葉を、親から言われる機会が多かったので、いつの間にか「出来ない・価値のない自分」という考えが当たり前になっていました。
そうやって、いつも「否定」されてきた私だからこそ思う「出来ない」の言葉の怖さがあります。
それは、考えるのを「やめる。または、諦めてしまう」こと。
「出来ない」 = 「自分の否定」
どうせ出来ないんだから・・・。
と、可能性を自ら断つということ。
言葉というのは、相手の受け方・取り方次第で重くも・軽くもなります。
何気なく言った一言で、相手がとても傷ついたり、また、励まされたりするものです。パワハラ・セクハラと同じで、ポイントは言った本人がどういう意味で言ったのかではなく、相手がどう感じ・どう思ったかが大切になってきます。
でも現実には出来ない事や、無理な事だらけなのにどうしたらいですか?という質問に対して、私はいつもこう回答します。
「その通りです。」
実際、世の中には出来ない事だらけで、むしろ「出来ない事」のほうが多いと思います。
プロのサッカー選手になって、ワールドカップで優勝するとか、40歳から野球を初めてイチローの安打記録を更新するとか、そんな事を誰でも出来るようになるわけがありません。
でもここで大切なのが、私(あなた)が「何も出来ないか」というわけではない事。主婦の方ですと、イチローさんより家事は上手いでしょうし、仮に家事が苦手な方でも、自分の子供たちや家族への愛情を注ぐ事は「誰にも負けない」と思います。
なぜなら、自分の子供はあなたの事を誰よりも好きだから。もしくは、好きだったから。
親から子への愛情は、他人ではとてもじゃないけどかないません。
このように考えると、出来ない人間なんて誰一人いないはずなんです。
さらに考えると、人生で一度も「ありがとう」と言われたことが無い人間なんていないはずだし、生きていると必ず誰かと関わって、知らないうちに感謝されているものです。
そこに気付くか気付かないかは、本人次第で、世の中の見方・考え方を変えさえすれば、今からでも気が付くようになると思います。
遠回りしてしまいましたが、「出来ない」について、私が何を言いたいかと言うと、お金持ち、または幸せになる事が出来ないわけではなくて、今の手法やビジネスプランで、あなたはお金を稼ぐ事が出来ないだけだという事。自分を否定するのではなくて、「今の行動がたまたま自分に合っていなかった。」という考え方でいくべきだと私は思っています。
「出来ない」だけでなく、「何が出来ないか(出来なかったか)」と、突き詰めて考えてみると、自分のある一部分を「否定」するだけで済むという事に気が付くと思います。
沢山ある私(あなた)のほんの一部分が向いていないだけなのに、お金持ちになる事が出来ないと諦めてしまうのは、ほんとにもったいないです。
私(あなた)の出来ることは何か
出来る事・出来ない事が沢山ある中で、自分の出来る事を探すのはどうしたらいいのでしょうか。
そのポイントについては、それをやっていて楽しいかどうかだと思います。楽しくないとやる気も湧きませんし、長続きしません。好きこそもののなんとやらと言いますが、私はその通りだと思います。
今までの人生でやってみて楽しかった事をぜひ思い出してみてください。それをビジネスにどう活かすかは自分次第です。それを探すのが「出来る事探し」の第一歩だと思います。
最後に。
あなたが「こうありたい」と考え、選ぶ人生には、どんな光景が映っていますか?
例えば、「億万長者になって毎日遊んで暮らすわたし」だったとします。有名人や名だたるセレブ達と楽しい毎日を過ごしているあなたは、お金になにひとつ不自由のない、生活をおくっています。
そんなわたしが理想だったとして、本当にそうなれたとしたら、とても幸せだと思います。
でも、そこにいるわたしについて考えてみてください。
今までどんな人生を歩んできた自分ですか?それまでどんな経験をしてきた私でしょうか。それは、「わたし」であるあなたが一番知っていて、わかっている事だと思います。
そうなれたとき、本当に自分が幸せと感じる瞬間は何でしょうか?「セレブと遊べるくらいお金持ちになれた。」としても、そこに愛情を注ぐ前に、今までの助けてくれた人達や家族に恩返しをして「ありがとう」と思われる事のほうが大切だったりします。
これは、目標の話しになるので、詳しくはまた今度にしますが、「お金持ちなりたい」と考えるのは自由ですが、「お金持ちになって何がしたいのか」を持っていないと成功できません。そして、「何がしたいか」は、誰かの為になる事のほうが、より成功出来るようです。
諦める言葉を考えるのは簡単ですが、本当になりたい自分になるためには、「出来ない一部分」で悩む前に、「出来る自分」に力を注いでいきましょう。